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ライツ・アンド・シャドウズ[Lights and Shadows]

2009年5月暫定版
2009年8月完全版発表 13曲収録 \300-


プロキシマ・ケンタウリでの音質の失敗と、私生活のあれやこれやで散々だった鬱憤をジ・エンパイアに叩き込んで気が晴れたのか、多少なりともポジティブになって製作にかかったアルバム。
製作環境を一から見直したおかげで機材で部屋があふれかえり、逆に製作に支障が出るという本末転倒な七転八倒の末、作曲はほぼギター一本だけで行ったギターアルバム。
シーケンサの偉大さに気づいた一方でギターの底力も垣間見たという・・・
課題は多いものの、制作期間が5ヶ月ちょっとなら割と頑張ったほうだと思います。

収録曲:
01ホェン・ザ・ナイト・カムズ
[When the Night Comes]
02ザ・ビースト・アンダー・ザ・ブライダル・ヴェール
[The Beast Under The Bridal Veil]
03レッド・ローズ・ナイト
[Red Rose Knight]
04ロック・ディス・シティ
[Rock This City]
05ムーン・ポリティクス・ヒストリー
[Moon Politics History]
06プロジェクト・ウェスタ
[Project Vesta]
07ムーンライツ
[Moon Lights]
08マーメイド
[The Mermaid]
09ダンス・オブ・ザ・デーモン
[The Dance of the Demon]
10スノウフィールド
[Snowfield]
11ブラック・メトロポリス
[Black Metropolice (Remaster)]
12プロキシマ・ケンタウリ
[Proxima Centauli (Remaster)]
13ジ・エンパイア
[The Empire (Remaster)]

曲目解説

[聴く(download)]をクリックすると曲をダウンロードできます。
ホェン・ザ・ナイト・カムズ[When the Night Comes]
  夜が来る時。日の光が去ってゆく中、色彩は急ぎ足で隠れてゆく。伸びる影が背後から忍び寄り、物陰の暗闇にはそれまで居なかった何かが息を潜めている・・・
 子供の頃、夜といえば未知の領域で薄気味悪く、何が起きてもおかしくない神聖な時間だった。きっと今でもそうなのだと思う。
 リフは影が伸びてゆくイメージ。完全に辺りが夜に覆われてしまうと、昼間には見えなかった恐ろしいもの、美しいものが見えるようになる。そんなことを考えながら作った。
 

ザ・ビースト・アンダー・ザ・ブライダル・ヴェール[The Beast Under The Bridal Veil]
  ヴェールの下の獣。
 ぱっと見は綺麗だけど、一皮めくると恐ろしい爪と牙を持っている女性のお話。その爪と牙が旦那に向いているだけなら唯の喜劇だが・・・。
 キャチーなリフにキャッチーなメロディ。ポップなメタルをやりたくて作った曲。
 徐々にヘヴィになるバッキングとソロの速弾きが気に入っている。
 

レッド・ローズ・ナイト[Red Rose Knight]
  シングルカットしてサンプルとして撒いた曲。
戦場に咲く一輪の薔薇。美しく、疾風のように駆け、鬼神のごとき強さで敵を圧倒する。
 だが、どれだけ勝利を重ねようとも、彼女の心が晴れる事は無い。
 仕えるべき主君は彼女には対処出来ない敵と戦っているのだ。
 とにかく耽美な曲。毎回、美しさだけで出来た曲を作るのを一つの目標にするのだけれど、今回はこの曲がそれに当たる。
 
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ロック・ディス・シティ[Rock This City]
  街を感動させろ! 誰に言ってるのかって? もちろん未来の自分へ。いつかそんな日が来れば・・・と思いながら作った。
思うようにスピード感が出なかったのは残念。
ストレートなナンバーだけど、メロディはちょっとひねくれている。
 全体的にバカっぽいイメージ
 

ムーン・ポリティクス・ヒストリー[Moon Politics History]
  過去の未発表曲。
 今回のアルバムの曲を作っているときに、ここなら混ぜてもイイかも、と思い、録音時のセッティングが今と全く違うものを無理やり放り込んでみた。
 曲は未来の月面の政争史について。真っ黒な空、灰色の建造物の群。幾世代も続く政治的闘争・・・。
 

プロジェクト・ウェスタ[Project Vesta]
  ウェスタ計画。人類が太陽系を離れてその版図を宇宙の向こうに広げる為の計画。第二の大航海時代のシナリオ。
 そこには栄光と挫折、信念と欲望がある。
 人類はいつか宇宙に出てゆくべきだと思う。そうしなければ、いつか地球上で滅んで、それでおしまいになってしまう。
 

ムーンライツ[Moon Lights]
  アルバム唯一のVo.曲
 Vo.はDyingLifeのレグルスさんにお願いした。基本的に軽めの曲がVo.のお陰で激しくアグレッシブな曲に。
速弾きこそないものの、Gr.ソロも結構凝っている。
 辿り着くことが物理的に不可能なわけではないものの、おおよそ不可能といっても良いほど遥かなる高みにある場所。
そこをにらみ上げ、いつかは辿り着いてみせると歯を食いしばる。今は雌伏の時。ただ泥の中を這いずるのみ。
 

マーメイド[The Mermaid]
  食玩へのノスタルジーに駆られ、年甲斐もなく森羅万象チョコを買ってみたら、カワイイおにゃのこが出てきてビックリ。
 萌えキャラがイノセントな少年達の心を蝕んでいるよw
 間違いなくこのアルバムで最もこっ恥ずかしい曲。正直やりすぎた感が否めないかも。
 

ダンス・オブ・ザ・デーモン[The Dance of the Demon]
  無料版Red Rose Knightのカップリングにも入れた曲。
 目的のためなら悪魔に魂を売り渡す事だって厭わない人ってのは、結構居るもんだと思う。
 手に手をとって、悪魔と踊る男。やがて目的を達成したときに、踊っているのは悪魔だけ。
 ただ、確かに男は目的を完遂した。
 ゴリゴリのリフが突き進むHM。ソロの後半のツインが気に入っている。
 
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スノウフィールド[Snowfield]
  中学生の頃読んだ児童文学の小説を思い出しながら作った曲。
 災厄の時代を経て荒廃した世界。人々はドームの中、生殖から死に至るまで生命の全てを完全に管理された社会で自由も不満もなく平和に過ごしている。
 主人公は成長と共に隠されていた昔の世界を知り、雪に覆われた外の世界に歩き出してゆく。
 この曲の後にボーナストラックが続くが、AlbumとしてはLights and Shadowsの最後の曲。極寒のメロディが延々と続く。
 

ブラック・メトロポリス[Black Metropolice(Bonus Truck)]
  ティアフル・メトロポリスの看板曲をリマスター。初めてオンラインで頒布した曲でもあり、思い入れも強い曲。発表した時から音を何とかしたいと思っていた。
 
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プロキシマ・ケンタウリ[Proxima Centauli(Bonus Truck)]
  この曲のほかに、3曲録音したものの、マスタリングにしくじって、半ばお蔵入りしていたミニアルバム、プロキシマ・ケンタウリからタイトル曲をサルベージ。  
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ジ・エンパイア[The Empire]
  シングル「ジ・エンパイア」のタイトル曲。音がどうしても納得いかなかったのでリマスター。このシングルは一部のコアな方々に好評だったようなので、是非音を改善したものを聴いてもらいたかった。
 
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